貧困ではないが裕福でない生活

四国の辺境在住。うつ病を発症した後思った様々な出来事を綴るために開設したブログ

うつ病記~発症まで③~新天地は孤独~

11月より新しい部署での仕事が始まったが、新しく覚えなければいけないことが山ほど出てきた。

社内用のオペレーション関係のシステムなどではなく、施設独自のシステムを使わなければいけなくなり、自分が手馴れていた仕事のスキルがほとんど役に立たなかった。

社内の引継ぎ等も特にされることなく、覚えるためには恥を忍んで聞かなければならなかった。

また、自分のような管理職が飛ばされてきた(と現場は思っている)人間に現場スタッフは冷たかった。自分がいる中でも会社や仕事の愚痴を言ったり繁忙期に休みを取ると「偉い人が忙しい時に休みを取るなんてどういう事ですか?」とか知らないことを確認しようとすると「知りませんよそんなん!なんで〇〇(役職)なのに知らないんですか?!」という女性社員(50代)や、お客様からのクレームを放置したままにしている現場のパートスタッフは「私はパートですよ?!なんでそこまでしないといけないんですか?!」といった事を直接言われたりした。そういったことを部長に報告するも自分をなだめるような態度を取られたり「指示して周りを使うことが自分たちの仕事だから〇〇(役職)もその時に対応出来るようにして欲しい」みたいなことを言われた…。

要するに管理職なんだからもっと自分がしっかりとコントロールするようにという事だった。冗談じゃない。今までやってきた事の延長でアドバイスはできるが会社や仕事の愚痴や文句に対してなんで会社の立場で自分が対応しなければならないのか意味が分からなかった。

要はこの会社の社風は「来るもの拒まず去るもの追わず」「嫌なら辞めてくれればいい」「優秀な人間”だけ”で仕事をすれば会社が良くなる」と本気でよくなると考えているようだ。実際離職率は高い。特に若手の給料は安く希望に満ちて入社してきた新入社員の半分は入社1年以内に辞め8割が入社3年以内に辞める…。

また管理職があこがれの職業でないのも大きい。多少は給料が高いけど残業は多く数字に追われ上からあれこれ言われるのなら、言われたことを淡々と来なすほうがはるかに楽だという事と、20代の転職が当たり前になった時代にこの会社に尽くそうという人材が残りたいとは思えない。

 

とにかく孤独だった…。

 

それでも現場の仕事を少しでも覚えて実績を出さないと自分の居場所はないと考えていた。

取締役に以前「お前は結果を残してなんぼの存在」という言葉が頭をよぎることが度々あった。

 

そんな時に自分にとってショッキングなことが起こった。