貧困ではないが裕福でない生活

四国の辺境在住。うつ病を発症した後思った様々な出来事を綴るために開設したブログ

うつ病記~発症まで②~突然の玉突き人事~

2017年10月末某日。当時直属の上司だった取締役(いわゆる所属組織のTOP)から携帯に電話があり、明日夕方5時に話があると言われた。

その時本社企画部門がゴタゴタしており、そこの室長があまりにも仕事がひどいので異動になるという噂は聞いていた。しかし、何故か女性管理職という事で左遷や降格がないのでみんな不満に思っていた。

 

結論としては自分が室長をしていた所属部署の企画営業部門をその女性管理職が後任になり、自分は現場職未経験という事でそちらの管理職に異動という事になった。

 

正直その部署の取締役とはあまり良い関係が構築されているとは言えず、それなりの実績を挙げても褒められることはほとんどなかった。

それどころか「挨拶が不十分」「ため息が多い」「身だしなみが悪い」とか新入社員でしか言われない細かい指摘にうんざりしていた。おそらく向こうもそれなりに息苦しさを感じていたのだろう…。

 

しかしこの人事にはさすがに憤った。あの女性管理職と自分が同等の評価しかされていないこと(あの人の下で働いていた人の大抵が退職した。それも女性がほとんど)と、今まで自分がやってきた仕事を会社としてそれほどの評価に値しないという事が今回の会社事情の玉突き人事でわかったからである。その裏には取締役の『社長になりたい』という思惑で現社長に貸しを作るきっかけで自分のやりたいことを否定されたような気がしたからである…。

 

かと言って給料が下がるわけではなく、その部署では部長に次ぐ立場を保証されていたのでやむなく承諾したが自分が30代であれば間違いなく退職していた。

それが本格的なうつ病を発症する引き金になるとは思ってもみなかった。